TrustedRouter:プライバシー重視のLLMルーター

検証可能なプライバシー制御で複数モデルへ振り分ける、OpenAI互換のAI APIゲートウェイ。

trustedrouter.com
TrustedRouter screenshot

TrustedRouterは、複数のAIモデルプロバイダーを1つのOpenAI互換APIから利用するためのホステッド型LLMルーターです。モデル選択、プロバイダーのフェイルオーバー、プライバシー条件、公開されたゲートウェイ検証情報を同じリクエスト経路にまとめ、通常の推論でプロンプトや出力本文をログとして保存しない設計を掲げています。

1つのAPIで複数モデルを扱う

既存のOpenAIクライアントは、多くの場合リクエスト形式を維持したまま、base URLを<code>https://api.trustedrouter.com/v1</code>へ変更できます。特定モデルを固定したい場合は直接IDを使い、利用可能な経路を選ばせる場合は<code>trustedrouter/auto</code>を使います。ライブカタログではモデル、提供元、価格、コンテキスト上限、稼働状況、プライバシー表示を確認できます。

同じ実務プロンプトで複数モデルを比較したいチーム、単一プロバイダーの障害に備えたいアプリ、地域やデータ処理条件を厳格に指定したいワークロードに向いています。ただし、業務評価や最終プロバイダーの規約確認まで自動化するものではありません。

コスト・可用性・プライバシーで経路を制御

リクエストごとにプロバイダーを固定、優先、除外できます。一般的なフェイルオーバー、ゼロデータ保持、機密コンピューティング、EU向けの経路も用意されています。プライバシーの最低条件はfail-closedで、条件を満たす経路がなければ推論前に失敗し、保護レベルを暗黙に下げません。

アテステーションが対象にするのはTrustedRouterのゲートウェイ経路です。下流プロバイダーの保持、学習利用、法域、機密処理は選択した経路ごとに確認が必要です。

移行テストの進め方

  1. APIキーを作成し、<code>TRUSTEDROUTER_API_KEY</code>としてソースコード外に保存します。
  2. OpenAI形式を保ち、base URLだけを変更します。
  3. 自動経路またはカタログ上の特定モデルを選びます。
  4. 実際のプロンプトで品質、総費用、最初のtokenまでの時間、失敗を比較します。
  5. 結果をもとにモデル、予備経路、プロバイダー・地域・プライバシーフィルターを固定します。

レスポンスが返ることは接続確認にすぎません。本番では小さな再現可能な評価セットを持ち、モデルや価格が変わったときに再テストするのが安全です。

月額契約なしの従量課金

2026年9月2日時点で月額サブスクリプションはありません。前払いのテキストとembeddingはプロバイダー価格に5.5%を加算し、非同期動画ジョブはプロバイダー見積額に20%を加算します。BYOKでは既存の契約やレート制限を利用できます。モデル価格は変動するため、導入前に公式の最新料金を確認してください。

プロンプトの扱いと検証の限界

公式ポリシーでは、通常の同期およびストリーミング推論でプロンプトと出力本文を記録・保持しません。一方、モデル、プロバイダー、token数、遅延、費用、状態、地域などの運用メタデータは保持します。任意のBatch APIは境界が異なり、暗号化された成果物を最大30日保持する場合があります。

Trustページはライブの証明を公開ソースのcommitとimage digestへ結び付けます。稼働中のワークロード確認には役立ちますが、バグがないことや、すべての下流プロバイダーが機密計算を提供することまでは証明しません。

よくある質問

TrustedRouterはOpenRouterの代替ですか?

はい。OpenAI互換のホステッド型マルチモデルAPIです。検証可能なゲートウェイ経路、公開ソース、fail-closedのプライバシーフィルターを重視しています。

プロンプトや回答は保存されますか?

通常の同期・ストリーミング推論では本文を保存しないと説明されています。運用メタデータは残り、任意のBatchモードは暗号化データを最大30日保持できます。

無料で使えますか?

月額料金はありませんが、推論は従量課金です。カードなしでキーを作成できても、無制限の無料呼び出しを意味しません。

既存のOpenAIクライアントを使えますか?

多くの場合、base URL、キー、モデルIDの変更で利用できます。本番移行前に互換性の差分をテストしてください。

公式リソース