
OpenPilot:自分のモデルで動かすAIコーディングエージェント
選んだモデルでプロジェクトのファイル編集、コマンド実行、外部ツール連携を行うデスクトップアプリ。

OpenPilotは何をするツール?
OpenPilotは、パソコン上のプロジェクトで作業するオープンソースのAIコーディングエージェントです。モデルを接続し、作業フォルダーを選んで目的を伝えると、ファイルの作成や修正、コマンド実行を進められます。会話だけで終わらず、確認できる変更が手元のフォルダーに残ります。
モデルの選択を自分で管理したい開発者や、試作品の作成、既存コードの修正に向いています。生成された変更のレビューとテストは必要です。
ローカルLLMとクラウドAPIを選ぶ
接続にはOpenAI互換のAPIを使います。公式ガイドではOpenAI、OpenRouter、Ollama、LM Studio、独自ゲートウェイを挙げています。Ollamaの例は http://localhost:11434/v1 ですが、モデルサーバーは別途準備します。
長いリファクタリングでは、より能力の高いモデルが必要になるとFAQに記されています。小さなローカルモデルで同じ品質を保証するものではありません。Anthropicへのネイティブ接続は計画段階で、文書上の現行経路はOpenRouterです。
インストールから最初の実行まで
2026年10月12日の確認では、公式v1.0.5にWindowsのインストーラー・ポータブルEXEと、Apple silicon・Intel Mac用DMGがあります。サイトのmacOS準備中という表記より、実際のリリースファイルを確認してください。Windowsは10以降のx64が案内されています。
- OSとCPUに合うアプリを入手します。
- Settings → ModelsでBase URL、APIキー、モデルIDを保存し、入力欄でモデルを選びます。
- 作業するフォルダーを指定します。
- 小さな変更と確認条件を伝え、ツールの履歴や慎重な判断が必要なコマンドの承認を確認します。
- 差分と実際のテスト結果を見て、次の修正を依頼します。
ソースからの実行はNode.js 20+が前提で、リポジトリにnpmでの導入・起動手順があります。
ファイル変更とテストを一つの流れにする
エージェントはファイルの読み取り、検索、作成、編集に加え、依存関係の導入、開発サーバー起動、テスト実行を行えます。ターミナル出力が会話に戻るため、失敗内容を見ながら修正を続けられます。
最初は「ヘルスチェック付きの小さなAPIとREADMEを作る」など、範囲の決まった依頼が扱いやすいでしょう。使う言語と期待する動作も伝え、完成したファイルやコマンド結果を確認してください。
Web調査、MCP、プロジェクトの記憶
最新のドキュメントを検索・取得するにはTinyFishのAPIキーを設定します。未設定でもローカルのファイル・ターミナル作業は使えますが、このWeb調査機能は使えません。
MCPサーバーはmcp.jsonに設定して再起動し、チャットごとに有効化します。対応するツールとリソースを追加でき、SkillsやAGENTS.mdでは手順やプロジェクトの方針を引き継げます。方針ファイルは動作を制限するセキュリティ機構ではありません。
無料の範囲とモデル側の費用
2026年10月12日時点で、OpenPilotのアカウントやサブスクリプションは不要で、MITライセンスが宣言されています。クラウド推論や接続サービスの料金・上限は、それぞれの提供者の条件によります。
モデル別のセッション・累計トークン使用量は確認できますが、無制限の無料推論や一定額の請求を保証しません。共通の無料トークン枠は確認できませんでした。
ローカルアプリでも送信先を確認する
クラウドモデルを選べば、その提供者へリクエストを送ります。TinyFishやリモートMCPにも外部接続があります。ローカルモデルの利用だけで、構成全体がオフラインになるわけではありません。
公式リポジトリのテレメトリ説明では匿名の利用統計が初期状態で有効で、初期設定またはSettings → Aboutから無効化できます。チャット、ファイル、パス、APIキーは対象外とされています。現在のソースには保存する新しい秘密情報のローカル暗号化もあります。古いFAQの無通信・OS保管庫の説明から、完全なオフライン動作や外部サービスの保持方針は判断できません。
よくある質問
既存のプロジェクトも編集できますか?
はい。選択したフォルダーを読み書きし、コマンドで確認できます。変更のレビューは利用者が行います。
無料で使うとAPI料金も不要ですか?
アプリの購読料は不要ですが、接続するモデルやサービスの料金・上限は別です。
OllamaやLM Studioに対応していますか?
互換API経由で接続できます。モデルとハードウェアが結果に影響し、外部ツールやテレメトリは別途通信する場合があります。
公式ガイドと開発者向け窓口
- 導入ガイド:モデルと作業フォルダー、拡張の設定。
- ソースリポジトリ:実装とソースからの起動方法。
- GitHub Issues:バージョンと再現手順を添えて不具合を報告。





