
Maximem Synap:AIエージェントの長期記憶

Maximem Synap は、開発者が自分の AI エージェントへ組み込む記憶レイヤーです。会話から得た情報を保存し、後のセッションで必要な文脈を取り出せます。毎回すべての会話履歴をモデルに渡さず、好みや進行中の仕事を引き継ぐための仕組みです。
Synapとは?やさしく説明
エージェントが会話の間に参照するノートのようなサービスです。アプリが会話を Synap に送り、次に返答する前に、そのユーザーと質問に関係する情報を問い合わせます。Synap は選ばれた事実や好みを返し、アプリ側がどれをモデルのプロンプトに入れるか決めます。一般利用者向けの完成済みチャットボットではなく、開発者向けの基盤です。
たとえばサポート担当エージェントが未解決の相談を思い出したり、音声エージェントが既知の好みを聞き直さずに済んだりします。公式文書では Client、Customer、User、Conversation という範囲を区別しています。組織で共有する知識と個人の記憶が混ざらないよう、アプリの識別子と権限設計を確認する必要があります。
会話はどのように記憶になりますか
やり取りの後にアプリがメッセージや文書を送信します。Synap は非同期で事実、好み、出来事を抽出します。後のモデル呼び出し前に、適切なユーザー識別子と検索内容を指定して文脈を取得します。アプリは結果を確認し、現在の返答に必要な部分だけを渡します。
書き込みの呼び出しが成功しても、新しい記憶を直ちに検索できるとは限りません。まず明確な好みを含むテスト会話を登録し、後の呼び出しで検索してください。古い情報を訂正した場合の結果も確かめましょう。複数の顧客を扱うサービスでは、別々のテストアカウントを使って情報が越境しないか確認することが大切です。
最初の組み込み手順
公式クイックスタートに従い、Client を作成してからエージェント専用の Instance を用意します。作成時には用途を説明する Markdown ファイルが必要です。文書によると後から交換できないため、想定する利用者と記憶の目的を先に整理しましょう。API キーを発行し、ソースコード外で管理します。
Python または JavaScript/TypeScript SDK を導入し、キーと Instance ID で初期化します。ユーザー ID 付きのテスト会話を送信し、後のリクエストで同じユーザーの文脈を取得してください。返された事実を元の入力と照合してからプロンプトに入れます。REST API、ホスト型 MCP エンドポイント、フレームワーク向けの連携もあります。GitHub で公開されているのは SDK のコードであり、管理サービス全体をそのままセルフホストできるという意味ではありません。
無料枠、料金、データ管理
2026年9月25日に確認した公開料金ページでは、販促中の Trial は無料で月12,500クレジット、エージェントまたは Instance は1つ、上限到達後は停止と表示されていました。Starter の販促表示は月19米ドル、月62,500クレジットで、超過には追加料金があります。これはサイト上の米ドル表示で、日本の最終請求額や税額を確認したものではありません。契約前に最新条件を確かめてください。オンプレミス配置は個別見積もりの Enterprise オプションです。
セキュリティページによると、ホスト型サービスのデータは米国に保存され、通信中と保存時に暗号化され、テナントごとに分離されます。記憶は削除されるまで保持され、データ種別に応じた保持ポリシーを設定できます。機密性の高い会話を送る前に、詳細と自社の要件を確認してください。
よくある質問
全メッセージをそのまま記憶しますか?
公式の説明は有用な事実、好み、出来事の抽出と検索です。返された文脈を完全な逐語記録とみなさず、重要事項は実際の結果で確かめてください。
特定のエージェントフレームワークが必要ですか?
必要ありません。Python と JavaScript/TypeScript の SDK、REST API、ホスト型 MCP を利用できます。フレームワーク連携は追加の選択肢です。
無料枠を使い切るとどうなりますか?
現在の Trial 表示は超過利用のない厳格な上限です。有料プランの条件は異なるため、最新料金を確認してください。
データはどこに保存されますか?
公式にはホスト型データの保存先は米国です。暗号化や保持の詳細は安全性の説明にあります。
公式資料
- Synap クイックスタート:Instance 作成と最初のテスト。
- 公式 SDK の GitHub:コードと例。
- Synap 料金:現行の枠と条件。





