
NitroStack:MCP サーバーを開発・テスト・公開
既存 API を MCP ツールに変え、動作確認からクラウド公開まで進める開発環境。

NitroStack は、独自の API や業務機能を AI アプリから利用できるようにする MCP サーバー開発基盤です。TypeScript SDK、デスクトップ環境の NitroStudio、ホスティングの NitroCloud、チャット画面の NitroChat を組み合わせて使えます。
やさしく説明すると、何に使うサービス?
たとえば、社内システムに注文状況を調べる API があるとします。NitroStack を使うと、その処理を MCP ツールとして公開できます。対応する AI クライアントはツールを見つけ、必要な引数を渡し、実際のシステムから得た結果を回答に利用できます。
MCP は AI アプリと外部の機能を接続するためのプロトコルです。NitroStack は、その接続先となるサーバーを作り、試し、運用するための道具を提供します。読み取りや変更の範囲を決めるのは、自分たちのコードと権限設定です。API や TypeScript を扱う開発者に向いています。
既存の API を呼び出せるツールにする
SDK ではデコレーターでツール、リソース、プロンプトを定義し、Zod で入力を検証します。依存性注入で共通サービスを整理でき、API キー、JWT、OAuth 2.1 の認証パターンも用意されています。
NitroStudio は Swagger/OpenAPI の URL、または Postman Collection の JSON v2.0・v2.1 を取り込み、MCP プロジェクトを生成できます。生成後はパラメーター、認証情報、API の応答を確認してください。React ウィジェットを使えば、対応クライアントで結果を操作可能な画面として表示できます。
ローカルで最初のサーバーを動かす
公式クイックスタートに従って Node.js、npm、tsx を準備します。
npx @nitrostack/cli init my-serverでプロジェクトを作成します。- フォルダーに移動し、
npm installを実行します。 npm run devを実行するか、NitroStudio でフォルダーを開きます。- サンプルツールを呼び出し、入力と出力を確認します。
- 自分の API 処理を追加し、不正な入力や認証エラーも試します。
プロセスが起動しただけで完了とはせず、実際の呼び出しが期待する結果を返すことを確認するのが大切です。
呼び出しの途中経過を見ながらテストする
NitroStudio は macOS、Windows、Linux 向けに提供されています。Inspector でサーバーの機能を調べ、引数を入力してツールを実行し、返されたデータを確認できます。内蔵チャットでは自然言語の依頼から適切なツールが選ばれるかを試せます。
Ops Canvas は呼び出し順序、遅延、トークン使用量を表示します。テストケースで期待するツールと引数を指定し、Markdown Skills で複数段階の手順を案内できます。生成されたコードやテストは、開発者による確認が必要です。
無料枠と料金を確認する
2026 年 10 月 19 日確認。公開 SDK は Apache-2.0 ライセンスです。クラウド料金は米ドル表示で、Hobby は月額 0 ドル、月 30,000 リクエスト、毎分 30 リクエストまで。コールドスタートがあり、月間上限を超える利用はできません。
Pro は組織ごとに月額 30 ドルで、月 300,000 リクエスト、毎分 300 リクエストを含みます。従量課金を有効にすると追加 1,000 リクエストあたり 0.10 ドルとなり、追加分が 1,000 万件を超える場合は営業窓口への相談が必要です。Enterprise は月額 250 ドルからです。
モデルのトークン料金は別です。日本円の国内価格ではなく、税金や契約条件によって最終請求額が変わる可能性があります。
クラウド公開とチャット画面を組み合わせる
NitroCloud は GitHub リポジトリ、ブランチ選択、環境変数、push 後の自動デプロイに対応します。公開後はログを調べ、利用予定の MCP クライアントから接続先をテストします。
NitroChat は HTTP/SSE で接続する Next.js のチャット画面です。ロゴ、色、レイアウトを変更できます。クライアントごとの通信方式、認証、ウィジェット対応は別途確認してください。
業務データを接続する前の確認点
プライバシーポリシーでは、NitroStack は顧客データで汎用 AI モデルを訓練しないとしています。ただし AI 機能の利用時には必要な入力がモデル提供者へ送信される場合があり、保存や学習の条件は提供者ごとに異なります。すべてのデータを保存しないという意味ではありません。
認証情報、ツールの権限、生成コードの検証、接続先で行う操作については、アプリ開発チームが責任を持って管理する必要があります。
よくある質問
MCP サーバーはローカルで動かせますか?
はい。CLI でローカルプロジェクトを作り、NitroStudio でテストできます。遠隔利用が必要になった段階でホスティングを選べます。
既存の API から作れますか?
対応する OpenAPI/Swagger または Postman Collection を取り込めます。生成されたツールの引数と応答は元の API と照合してください。
NitroStack は無料ですか?
オープンソース SDK と上限付き Hobby で無料から始められます。上位ホスティング、追加リクエスト、モデル利用は別の料金条件です。





