
withHuman:AIエージェントの承認管理
AIエージェントが重要な操作を実行する前に、ルール判定や人による承認を挟めます。

withHumanは、Metoro Incが提供するAIエージェントの承認管理サービスです。接続されたエージェントのツール呼び出しを受け取り、組織のルールで評価して、実行を許可するかどうかを返します。
withHumanは何をするサイト?わかりやすく説明
たとえば、問い合わせ対応のAIが返金処理をしようとしている場面を考えてください。withHumanは実行前の呼び出しを確認し、ルールで許可・拒否するか、担当者に判断を求めます。担当者はツール名、引数、背景情報を見て承認できます。
メール送信、データ変更、支払い、ソフトウェアのデプロイなど、実際の影響がある操作を扱うチームに向いています。承認は実行の許可であり、処理の成功を保証するものではありません。実行結果はエージェント側で確認します。
人が確認する操作をルールで選ぶ
Approval pipelinesはブロックを順番に評価し、最初に判断したブロックで処理を止めます。条件にはエージェント、ツール、引数、コンテキストなどを使えます。先頭に広すぎる許可条件を置くと、後続の確認まで到達しない場合があります。
ホスト版のAI Judgeは文章で書いた方針を評価し、判定、確信度、理由を返します。不確かなケースは人へ回せるほか、評価エラーやタイムアウトも人による確認へ進みます。確信度はモデル自身の評価なので、取引の証拠とは区別が必要です。
エスカレーション経路が担当者やチームを決め、通知ルールが連絡の時刻と手段を決めます。メール、Slack、Discord、SMS、WhatsApp、モバイルアプリなどの利用可否は版と設定に依存します。ホスト版の監査ログにはリクエストと判断が記録されます。
最初の承認まで試す導入手順
公式クイックスタートでは、対応エージェントをインストール済みの端末で設定します。
- ガイドに表示される個別のセットアップコマンドを実行します。
- 検出されたエージェントを選択し、通知先を接続・確認します。
- 通常と緊急のリクエストについて、通知の順番とタイミングを設定します。
- 承認が必要なツール呼び出しを指定します。
- 新しいターミナルでテストコマンドを実行し、通知、ツール名、引数を確認して承認または拒否します。
- 承認の流れが閉じたことと、エージェントの実際の出力を確認します。
後からルールを変更する場合は、Test requestで経路を確認し、リビジョンを作成して有効化します。下書きを保存するだけでは本番のルールは変わりません。
既存の開発エージェントとMCPを接続
公式サイトにはClaude Code、Codex、OpenClaw、Pi、Hermes、DeepSeek向けのCLI hooksが掲載されています。独自のエージェントはAAP経由で接続でき、LangGraph、Pydantic AI、OpenAI Agents、CrewAI、Mastra、AI SDKなどのSDK例があります。
MCP Gatewayの設定ガイドでは、下流サービスの認証情報をwithHumanで管理し、選んだツールをエージェントに公開します。リモートサーバーはStreamable HTTPに対応している必要があります。
既存の直接接続は無効にしてください。残っているとゲートウェイを経由せず呼び出す可能性があります。また、readonlyという名前だけで読み取り専用になるわけではなく、サービス側で付与された実権限の確認が必要です。
無料枠、Scale、自社運用の違い
2026年10月18日に確認した公式料金表では、Freeは最大5人、エージェントと承認リクエストは無制限です。AI Judgeは利用制限ありとされ、具体的な回数は公開されていません。
Scaleは税別で1ユーザー月額20米ドルと記載され、組織用APIキー、SSO、SCIMなどが加わります。Enterpriseは個別の年間契約で、クラウド、オンプレミス、BYOCを選択肢として掲載しています。日本円の確定料金を示すものではありません。
公開リポジトリにはDockerによる自社運用手順があります。ただし料金表では、コア版にMCP Gateway、AI Judge、監査ログ、モバイルアプリは含まれていません。Elastic License 2.0には、主要機能を第三者向けホスト・管理サービスとして提供することへの制限もあります。
送信データと保管期間を確認する
プライバシーポリシーによると、引数、エージェントの説明、追加コンテキストには顧客情報が含まれる可能性があります。リクエスト、判断、監査記録は組織の存続期間中保管されます。これらをモデル学習には使用しないと説明されています。
ホスト版はAzureのアイルランドで稼働します。AI Judgeのモデルはスウェーデンに展開され、別のAzureリージョンで処理される可能性もあります。サイトとホスト版アプリには分析・セッション記録があり、ブラウザーで無効化できます。必要な情報だけを送る設計と保管要件を検討してください。
よくある質問
すべての操作に人の承認が必要ですか?
いいえ。ルールで自動許可、自動拒否、人による確認を選べます。
無料版の承認回数に上限はありますか?
現行表では無制限ですが、メンバーは5人までで、AI Judgeには別の制限があります。
自作エージェントでも使えますか?
対応アダプターやAAPで接続できます。実際のツール実行が返された判断を守る必要があります。
拒否や期限切れの場合はどうなりますか?
拒否、取消、期限切れの操作は実行してはいけません。承認されても処理成功は別途確認します。





