
Yedric AI:アプリに組み込むAIチャットボット
製品資料を参照し、接続したツールで利用者の依頼を実行。

Yedric AIとは?何に使うサービスなのか
Yedric AIは、WebサイトやSaaS製品の中に組み込むAIチャットボットです。利用者が普段の言葉で質問や依頼をすると、製品ドキュメントを参照し、接続済みのツールを使って操作を実行できます。提供元はShopPadで、Shopifyアプリなどを開発するチームが主な対象です。
設定場所を説明するには知識が必要ですが、設定を変更するには実行用のAPIと権限も必要です。チャット画面を設置するだけで、アプリのすべての機能を操作できるようになるわけではありません。
API連携と実行前の確認を設計する
ActionsのAdd a connectionでは、MCPサーバー、OpenAPI仕様、APIドキュメント、手動で定義したアクションを利用できます。実行範囲は自社アプリが提供するツールに依存し、独自連携には通常、開発者の作業が必要です。
公式のアクション説明にはAutomatic、Ask first、Offの3種類があります。多くのアクションは自動実行が初期値なので、変更操作を公開する前に個別に確認してください。最初は読み取りだけの問い合わせから検証し、利用者の判断が必要な変更には確認を設定する方法が考えられます。Page Promptsでは、閲覧中のURLに合わせて提案や追加指示を変えられます。
セッション認証とデータの扱いを確認する
Secure Modeはサーバー側でユーザー識別子に署名し、会話履歴を確認済みの利用者に結び付けます。秘密鍵をブラウザーに渡してはいけません。Secure Modeの手順で署名と設定を確認できます。
この認証機能は、データを保存しないという保証ではありません。プライバシーポリシーには外部サービス提供者や国際的なデータ移転の記載があります。一方、確認した資料からは、利用者の会話の具体的な保存日数や、すべてのデータを学習に使わないという包括的な約束までは確認できませんでした。
回答の根拠となるナレッジを用意する
Webサイト、PDF、DOCX、TXT、直接入力した文章を取り込めます。サイト取得ではパス、深さ、URL数を指定し、不要なページを混ぜないようにします。処理後はReadyを確認してください。Errorなら取得や解析の問題を解決してから回答を試します。
Web資料は毎週再取得され、手動更新も可能です。アップロードしたファイルはチーム側で更新する必要があり、保存容量の上限は管理画面に表示されます。振る舞いはInstructions、製品の事実はKnowledge Baseに分けると保守しやすくなります。
最初の導入で確認する流れ
- アシスタントを作成し、役割と対応範囲を書きます。
- 最新資料を登録して、答えの分かっている質問を試します。
- 操作を1つ接続し、入力項目と承認方法を確認します。
- 外観を調整し、Widget → InstallからエージェントIDと公開キーを含むコードを取得します。
- 埋め込みガイドに従って設置し、操作結果を実際のアプリとConversationsの記録で照合します。
サイトのコードやAPIに触れない場合は、先に開発担当者へ接続範囲を確認してください。ウィジェット設置時間と業務全体の連携工数は別です。
更新後のテストと会話からの改善
Simulationsでは、呼び出すべきツールや呼び出してはいけないツールなどの成功条件を保存し、テスト群を繰り返し実行できます。Versionsは設定の比較・復元に対応しますが、設定の復元で実行済みの業務処理まで取り消せるとは限りません。
会話全文、ツールの結果、感情タグ、検出された機能要望は改善の手掛かりになります。自動分類だけで判断せず、元の会話を確認しましょう。有人対応は内蔵ライブチャット、または既存サポートへ渡すイベントを設定して利用します。
無料で使える範囲とモデル料金
2026年10月2日に確認したグローバル向け公開情報では、Yedricが用意した小型モデルで無料開始できます。高度なモデルや利用規模の拡大には、OpenAI、Anthropic、GoogleのAPIキーを自分で追加します。サイトはモデル提供者への直接払いと、プラットフォームの上乗せなしを案内しています。日本円の専用料金表や初期モデルの数値上限は確認できていないため、公式FAQとモデル提供者の条件を確認してください。
よくある質問
無料で始められますか?
提供される初期モデルで開始できます。自分のAPIキーを利用する場合、モデル側の従量料金が発生することがあります。
サイトへの導入には何が必要ですか?
アシスタントの準備とWidget → Installのコードが必要です。独自操作にはツール接続と認証も必要になります。
回答以外の処理もできますか?
接続して有効にしたアクションを実行できます。資料の登録だけでは、業務を操作するAPIは用意されません。





