Harmony:AI ITサービス管理と社内サポート

社員の問い合わせと承認付きIT業務をつなぐAIサービスデスク

harmony.io
Harmony screenshot

Harmonyは何をするサービス?

Harmonyは、社員からの問い合わせやIT作業の依頼を扱うAI ITサービス管理プラットフォームです。社内の相談窓口として、依頼の内容を理解し、接続した資料から情報を探し、許可された作業を進めます。対応範囲を超える場合は、会話の経緯とともに担当者へ引き継ぎます。

ITSMはITサービスの管理、ESMは人事なども含む部門横断のサービス管理を指します。社員はSlackやMicrosoft Teamsから相談でき、公式にはメールとポータルも案内されています。導入を検討する中心は、情報システム部門、社内ヘルプデスク、人事の業務担当者です。

入退社対応とIT資産をまとめて把握する

接続した人事システムの入社イベントから、親チケットと個別の準備タスクを起こせます。アカウント、端末、そのほかの準備を担当者へ割り当て、完了状況を追跡します。退職時には、権限の解除や機器返却を同様に調整できます。

資産情報は、接続した端末管理・エンドポイント保護システムから同期し、社員やチケットと関連付けられます。これにより、退職者に紐づく端末と未完了の作業を確認しやすくなります。ただし、PCの受け渡しや初期設定などの実作業は人が行い、台帳の網羅性は接続元の情報に依存します。

アプリの利用申請から完了まで

アプリの利用権限を申請する場面なら、会話だけでなく処理結果まで確認できます。

  1. 管理者がアプリとID管理システムを接続し、申請条件、承認者、許可する操作を設定します。公式にはOkta、Microsoft Entra ID、Google Workspace、JumpCloudが挙げられています。
  2. 社員が使いたいアプリを伝えます。Harmonyは既存の権限を確認し、ルールに応じて利用目的や一時アクセスの期間を聞き取ります。
  3. 設定済みのポリシーに従い、自動承認するか、指定した担当者の承認を待ちます。
  4. 許可後、対応する連携で権限を付与します。手作業が必要な場合は、IT担当者やアプリの責任者が処理します。
  5. チケットと実際のログイン・利用可否を確認します。一時的なJITアクセスを設定していれば、期限後の自動失効も可能です。

詳しくはアクセス申請の流れを参照してください。申請を受け付けたことと、正しい権限が付与されたことは別です。

解決済みの問い合わせをナレッジに変える

HarmonyはConfluence、Notion、SharePoint、Google Driveなど、接続済みの情報源を利用できます。また、解決済みのチケットや会話から不足している説明を見つけ、記事の下書きを作成できます。

ナレッジ生成の仕組みを活用するなら、よくある問い合わせを選び、下書きの手順を現在のシステムと照合し、閲覧できる社員の範囲を確認してから公開を承認する、という流れが有効です。古い説明の更新案も確認が必要です。文章が生成されたこと自体は、内容の正確さや公開範囲の妥当性を保証しません。

自社のエージェントを小さく試す

まずは頻度が高く、結果を確認しやすい依頼を一つ選びます。エージェントの作成ではテンプレートや自然言語の指示を利用し、必要なシステム、権限、承認、担当者への引き継ぎ条件を設定できます。

テスト環境では通常の依頼に加え、情報不足、承認拒否、接続先の停止を確認してください。返答と実際の変更内容を照合し、小規模な利用者グループで問題点を直してから範囲を広げるのがおすすめです。ノーコードでも、社内ルールを定義する作業は必要です。

料金と見積もりの確認事項

2026年9月29日時点では、Harmonyは営業への問い合わせによる個別見積もりです。企業規模、サービスデスク、依頼量、環境の複雑さが検討材料となります。料金と見積もりでは、継続利用できる無料プランや共通の無料利用枠は確認できません。

利用中のシステム、最初に導入する業務、想定件数をまとめ、導入支援、連携、API、サポートの契約範囲を確認しましょう。請求通貨と税の扱いも見積もりで確かめる必要があります。公開の上限が見当たらないことは、無制限を意味しません。

権限と企業データの取り扱い

公式のセキュリティとデータによると、顧客データはAIモデルの学習、追加調整、改善に使用されません。データは米国のAWSデータセンターに保存され、ワークスペースを削除した後、そのデータは30日以内に削除されると説明されています。

機密性の高い操作には明示的な承認が必要で、連携は付与された権限に制約されます。何を読み取り、何を変更できるのかを分けて確認してください。学習に使用しないという説明は、日本国内での保存や自社の全要件への適合を意味するものではありません。

よくある質問

Harmonyは質問に答えるだけのチャットボットですか?

知識から回答するだけでなく、設定済みで許可された処理も実行できます。範囲外の依頼や人の判断が必要な作業は担当者に引き継ぎます。

無料プランや公開料金はありますか?

2026年9月29日時点では、継続的な無料プラン、固定の公開料金、共通の利用枠は確認できません。導入範囲に応じた見積もりが必要です。

顧客データはAIの学習に使われますか?

セキュリティページでは、顧客データを学習、追加調整、モデル改善に使用しないとしています。保存場所やアクセス権は別途確認してください。

公式ドキュメントとコミュニティ